メンタルアドバイザーhama-
※熊本 大津高校卒
※メンタル心理カウンセラー
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※本日は、フットボールネーションからのご紹介記事ではございません。
何かを頑張ろうと思ったとき、
皆さんは『目標』を立てませんか?
※例えば、「日本代表になりたい!」(大きな目標)、
「所属チームでレギュラーを取りたい」(中段階の目標)、
「リフティングを100回達成したい!」(小さな目標)など、
目標の大きい小さいに限らず目標を立てると思います。
そして、
その目標達成するまでには必ず、
過程(途中)がありますよね?
※どんな目標であっても達成するために目標に対しての練習(努力)、
思考(どうすれば目標に辿り着けるか考える)、
モチベーション維持(達成まで諦めずに努力を継続する意志)が必要になります。
そこで、今日は
モチベーション維持について
大事な考え方(メンタルコントロール)を
お話していきます。
- 目標を『達成できる人』と
『達成できない人』の
メンタルコントロールの違いについてです。
2つのモチベーション(やる気)の 種類があることを知っている人
モチベーション = やる気
では、そのモチベーションには
2種類あることを知っていますか?
①スタートモチベーション
目標達成に向けて努力を始めようとするきっかけです。
ゴールイメージ(目標達成)を決めて、
そのゴール(目標達成)のために努力を
始めるきっかけのモチベーション
です。
このスタートモチベーションはあまり長く続かない人が多いです。
なぜなら…、
「レギュラー奪取を取りたい!」とそれに向けて
「トレーニングを始めよう!」と勢いよくスタート。
これが、スタートモチベーションです。
ただ、このモチベーションは継続することが難しい。
3日目には疲れてor飽きてトレーニングに意欲が
湧かなくなってしまう。
そういった経験をしたことがありませんか?(三日坊主)
そこで、
もう一つのモチベーションが
必要になってきます。
②持続(じぞく)モチベーション
ゴールに向けて始めた努力を、
最後までやり遂げようとする
モチベーションのことです。
- この持続モチベーションを保つためには、
ゴールイメージ(目標達成)への想いを強く持つことではなく、
ゴール(目標達成)までの過程(プロセス・努力する道のり)に
目を向けることが重要です。
「ボランチとしてレギュラーを取りたい!」
というゴール目標に対して、
どうしたらレギュラーになれるのか?
→監督の采配にハマるプレイヤー像は?
→そのためにどんなトレーニングが必要か?
ということを考える必要があります。
現状の自己分析と能力アップのポイントを
具体的に考えることにより、
目標に向けた道標(みちしるべ)を確立させることで
モチベーションを保つことができるのです。
「できるか」「できないか」で、持続モチベーションを持ち
【続けられるか or られないか】の別れ道になります。
「楽観(らっかん)的思考」と 「悲観(ひかん)的思考」の両方を バランス良く持っている人
楽観的思考 = 「プラスイメージ」
悲観的思考 = 「マイナスイメージ」
特に、悲観的思考(マイナスイメージ)が
重要になってきます。
人間は、
努力に対して見返り(=報酬)を
求めてしまう生き物です。
- 「ゴールに向けて努力して頑張った分だけ、
その努力に見合う報酬(結果)がほしい!」と
人は考えてしまいます。
そして、人は想定外(考えてなかったマイナスイメージ)の
出来事が起こるとモチベーションが
すごく下がってしまいませんか?
「ボランチとしてレギュラーを取りたい!」
という目標に対して、
中盤でのボールさばきの練習を
毎日欠かさず続けたとします。
そうすると自分に自信も付き、
レギュラーになれる!と思い始めますよね?
しかし、
実際にはスタメンに選ばれなかったとします。
そしたら当然落ち込みますよね?
すごく努力したにもかかわらず…
(※あくまで例えなので、ボランチにとってボールさばき以外にも
必要な能力はあると思います。)
※このように頑張った分だけ、
悔しさとやるせなさが高まり、
モチベーションが維持しずらくなるということです。
そこで必要なのが、
『悲観的思考(マイナスイメージ)』
です。
ある程度プレッシャーのかかる場面でも
対応できるプレイヤーになってきた!
としても、「今のスタメンより
ゲームの組み立ては、
まだ劣っているかな?」とか
「まだディフェンス面での
ポジショニングがイマイチかな?」
など、悲観的思考を多少持つことで、
必要以上に努力の見返りを求めなくても
努力を継続できるようなマインドになり、
モチベーションを下げることなく、
目標に向けて邁進できるかもしれません。
など、起点がきくような考え方が
できるようになると持続モチベーションも
維持しやすくなると思います。
※仮に、「山を登る(ゴール)なら、
Aという道から登れなかったらBから登ればいい!」
※但し、
マイナスイメージが強すぎると
逆に、モチベーションが下がる
可能性もあるので気をつけましょう。
重要なのは…、
- この努力(プロセス)を進めばゴール(目標達成)できる
という楽観(プラスイメージ) - この努力(プロセス)に障害(しょうがい)が
起きたらどうしようという悲観(マイナスイメージ)
改善点を正しく理解できる人
目標達成へ向けて日々努力を継続していると、
必ずどこかで壁(努力の限界値)にぶつかります。
(※成長の伸びしろが短くなる)
なぜ、成長が止まってしまったのか…?
そこで、考えるのが
「努力に対しての問題点」です。
- 目標に向けて努力していてもなぜかうまくいかない。
ということは、何かしら問題点があるということです。
- 正しく問題点が理解できている人は、
その問題点を解決・改善できれば
また一歩目標に近づけます。逆に、
正しく問題点を理解できていない人は
何を改善すれば良いのかわからず、
モチベーションも維持しずらく
なってしまうということです。
『改善点の本質』を正しく理解すること。
ボランチとしてパス精度が低いと思って
練習していたら、第三者から見れば
トラップの置きどころが悪かったり…
『自己分析での正しい改善点』と
『第三者から見た改善点』が違ったら、
元々の本質がズれているので、
正しく修正することが難しくなります。
※もしかすると、間違った努力の仕方で可能性を
小さくしてしまっているかもしれません…。
自分では、
正しい問題点の本質に気づけていないと感じたら、
一人で悩み続けるのではなく、チームメイトや
監督・コーチに必ず相談してみましょう。
問題の本質がみえてくるかもしれません。
- 以上、
目標を達成できる人とできない人との
違い3点についての解説。
- 【2種類のモチベーションがあることを知っている】
『スタートモチベーション』と『持続モチベーション』 - 【努力の過程で二つの思考をバランス良く持つ】
『楽観的思考』と『悲観的思考』 - 【正しく問題点を理解できている】
- 『改善点の本質』を理解し、
正しく修正できる
目標達成に向かう努力(モチベーション)を
継続していくことは、すごく大変なことです。
私も高校3年間の経験があるのでわかります。
中田英寿選手のマインド(意識)を一つご紹介、
「考えてもしょうが無いことは、考えない!」
明日の天気を考えたところで、
予報はあるが当日にならないと
本当の天気はわからないですよね?
ということは考えても無駄なので、
もっと大事なことに目を向けましょう!
というマインドも自分の中のストレス
(モチベーションを下げる考え方)を軽減に
少しでも役立ててくれるかもしれません
※サッカーでモチベーションを上げるには、
過去のトッププレイヤーのスーパープレーを見ることも一つの手段です。
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