- フィジカルアドバイザーhama-【体と食事と心】
高校時に、大津高校サッカー部を経て、全国レベルのサッカーを体感したことでサッカーが上手な人間と下手くそな人間の違いについて疑問や葛藤を感じていました。そこで『運動科学』という分野を知ることで「正しい」身体の使い方とは?食事とは?メンタルとは?これについて勉強した結果、今までやってきた努力が間違っていた事実に気がつきました。
このことを今頑張っている人や子供たちに伝えたい!
そんな想いでブログを書いて情報発信しています。
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コーディネーション
コーディネーションとは…、
=『カラダの使い方』
タダフィジサポートでは、人間の基本運動である
「歩き方」がカラダの使い方に
直結していることをご紹介しています。
(※フットボールネーション説を提唱。)
よって、正しい歩き方とは…、
もも裏を使って歩くことです。
- もも前=ブレーキ筋、もも裏=アクセル筋。
- 日本人はブレーキをかけながら前に進んでいる状態。
『腸腰筋(ちょうようきん)』を使って歩けている
ということです。そうすると背骨・腰骨・
骨盤を安定させることができて
初動の速さも増します。よって
サッカーにおけるパフォーマンスは
科学的に上がることが予測されます。
(※運動科学研究所 推奨)
では、『正しいカラダの使い方(歩き方)』が
できてる人とできてない人の違い(見分け方)を
お伝えします。
もも裏歩きのメカニズム
まず、「もも裏が使えている」とはどういう
ことかを、詳しく説明していきます。
言われています。ハムストリングは
股関節と膝関節をつなぐ二関節筋です。
そして、このときに大事なのは
大臀筋(おしり側の筋肉)に近い方の筋肉を
使えるよう意識する必要があります。
おしり側のもも裏を使えると、
股関節につながっている腸腰筋に
影響を与え、全身のバランスを整えくれて、
初動のスピードを上げる効果が期待できる。
片足を上げたときの重心の位置
では、もも裏が使えている人と
使えていない人ではどのような違いがあるか?
ここで重要視する点が、
『重心』です。
- 「もも前歩きの人」
もも裏が使えていない人が軽く足を開いて
立った状態で、片足を1〜2センチ程上げる。
そうするともも前を主に使っている人は
腹直筋に力が入り、=大腿四頭筋(もも前)で
足を上げることで重心が軸足の方に
移動します。 - 「もも裏歩きの人」
逆に、もも裏(腸腰筋)を使えている人は、
わずかに足を上げた方に重心が移動します。
※腹直筋に力みもなく、
おしり+内転筋で足を持ち上げている感覚があると思います。
勉強(トレーニング)になります。
自分の重心がどこなのか?
どの筋肉を使っているのか?…など、
自分のカラダを感じ取れることが
最も重要です。
- 注意点:どれだけ筋トレを頑張って鍛えても、
使えなければ意味がありません。
『歩き』の際に両足が同時に地面に付いている
知っていますか?
大きく違う部分は、両足が地面に
「付いてる(歩く)」か「付いてない(走る)」かです。
ここに先程の「重心」を持ってくると、
人が歩いたり・走ったりする運動は、
『重心の平行移動』です。
重心を移動させる際に必要なことは、
カラダを動かす筋力と地面からもらう力(反発力)。
特に、反発力。(=地面を蹴って跳ね返ってくる力です。)
地面からの反発力を最大限活かそうと思ったら、
地面を蹴る回数を多くした方が
速く動けますよね?ということは、
同時に二足が地面に付いていると
効率が悪くなるということです。
(※もちろん、走っている時はあまりありませんが…)
出した足が付いた瞬間に後ろ足を蹴る、
という風に二足が同時に地面に付いている
時間がもも前歩きの人に比べて、
すごく短くなります。
=効率良く重心を平行移動できる
ということです。
最も「効率の良い歩き方」
ということですね。
皆さんは、どちらでしたか?
プレー中に自分の重心がどこにあるのか?
もも裏が使えているか?など、
考えたことがありますか?私はなかったです…。
相手より速く・長く走るためには、サッカーに
必要不可欠な能力だと思います。
基本運動(歩き方)の延長線上にあるのは
間違いないです。なので、
自分のカラダを自分の思い通りに動かす
トレーニングが、まずは必要だということを
これからもできる限り発信していきます。
※もも裏歩きの人が全くもも前を使っていない訳ではありません。
筋力使用バランス比率的に7:3、
もしくは6:4でもも裏を多く使っているということです。
あくまでもタダフィジサポートとして推奨している運動科学的知見であり、
個人の見解です。ですが、
賛同してくれる子供たちが正しい努力を続けられることを願っています。
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